敷金の返還請求時に行うべき3つの方法

敷金の返還を請求したいと考えても、どういった方法で敷金の返還を請求して良いのか迷ってしまいますよね。

そんな敷金返還請求時に行うべき方法についての疑問は、本記事を読んでいただければ、簡単に解決することが可能です。

本記事は、『敷金の返還請求時に行うべき3つの方法』を詳しくご紹介します。

3つの方法

敷金返還請求時に行うべき3つの方法とは、具体的には以下のことをいいます。

  1. 口頭での敷金返還請求
  2. 書面での敷金返還請求
  3. 裁判での敷金返還請求

口頭での敷金返還請求

貸主(場合によっては不動産会社)に対して、「口頭での敷金返還請求」を行いましょう。口頭での敷金返還請求を行うことによって、貸主が「借主は敷金精算の内容に不満がある」と認識するからです。

そもそも貸主は、借主が敷金精算の内容に不満があった場合でも、その事実をあまり重要視しない傾向があります。貸主の本音は「不動産会社が上手く処理してくれるだろう」と考えているからです。

しかし、借主が貸主に対して返還を請求することによって、貸主自身が当事者意識を持たざる得なくなります。

なお、口頭での敷金の返還請求を行ったとしても、貸主が敷金の返還に素直に同意することは、正直にいって「非常にまれ」です。

しかしだからといって、感情的になってしまうことは絶対にやめましょう。貸主が敷金の返還に同意しない場合は、第2・第3の方法を冷静に実行すれば良いのです。

貸主?不動産会社?敷金返還請求の相手先はどっち?

2016.02.26

書面での敷金返還請求

前述のとおり、口頭での敷金返還請求を行ったとしても、貸主が敷金の返還に素直に同意することは非常にまれです。貸主の本音は「借主が敷金の精算内容に不満があることは理解したが、これ以上、何も行動してこないだろう」と考えているからです。

そこで、次の段階として、借主は「書面での敷金の返還請求」を行う必要があります。

書面での敷金の返還請求とは、具体的には「内容証明郵便」を使用した返還請求です。

内容証明郵便とは、郵便局が「だれが」「いつ」「どんな内容」の郵便を送ったのかを証明してくれる特殊な郵便です。

内容証明郵便を使用した敷金の返還請求は、つまり「最終通告」になります。したがって、内容証明郵便での敷金の返還請求を行う場合は、ここで敷金の返還が実現しなければ、「裁判も辞さない」という強い意志を示すことが重要です。

内容証明郵便での敷金返還請求を行うと、多くの貸主は「この借主は本気かもしれない・・・このまま敷金を返さないと色々と面倒くさいことになるかもしれない」と弱気になり、「面倒くさいことになるなら、敷金は返還してしまおう」と考えが変わってきます。

なお、自分で内容証明郵便を作成したい方は、弊所別記事で「ひな形」や「注意点」をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

【敷金返還請求】自分で内容証明郵便を作成したい方へ!【テンプレ付】

2016.06.25

裁判での敷金返還請求

口頭での敷金返還請求・書面での敷金返還請求を行えば、大体、敷金の返還を実現していると思いますが、それでも稀に敷金の返還を拒む貸主がいることも事実です。

そこで、最後の段階として、借主は「裁判での敷金返還請求」を行う必要があります。

「裁判」と聞くと、「そんなに大事になるのはちょっと・・・」と考えてしまう方も多いかもしれませんが、敷金の返還請求に関する裁判のほとんどは「少額訴訟」で対応が可能です。

少額訴訟とは、比較的小規模な紛争について、争われている金額に見合った時間、労力、費用で効果的な解決を図ることが出来るように、手続きを出来るだけ簡易にして迅速な解決を可能とした、簡易裁判所の訴訟手続きのことをいいます。

知っておきたい基礎知識

少額訴訟を利用することによって、原則として一日だけ裁判所に行くだけで、敷金を無事取り戻せることになります。

なお、少額訴訟の「手続き」や「費用」については、弊所別記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

意外とお手軽!!敷金返還に役立つ少額訴訟の流れや手続き【保存版】

2016.01.08

まとめ

いかがでしたか?

本記事では、「敷金の返還請求時に行うべき3つの方法」を詳しくご紹介します。これで、どういった方法で敷金の返還を請求して良いのかを迷うことはありません。

敷金の返還請求を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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