0416f5007c26cbcff3592f3cd822360b_sいつも多数のご相談をいただき、誠にありがとうございます。

本日はお客様から、『原状回復特約ってなに?』というご相談をいただきましたので、お答えしていこうと思います。

弊所回答

H様、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。NEXT行政書士事務所の永井と申します。

ご相談いただきました、『原状回復特約とはなにか?』についてお答え致します。

特約とは

そもそもの特約とは賃貸借契約に限った言葉ではなく、一般の契約でも使われています。

特別の条件をつけた約束。「協定の特約事項」
特別の便宜・利益をはかる契約をすること。また、その契約。

簡単にいってしまうと、契約内容とは別の“特別な契約”という意味ですね。

賃貸借契約上の”特約”

賃貸借契約にも、特約事項という形で契約書の中に記載されていることが多くあります。

また、賃貸借契約上でトラブルになりがちな特約内容というのが、「原状回復義務に関する特約」になります。

原状回復義務に関する特約は、下記のような内容が多くあります。H様の契約書にも記載があるかどうか、確認していただくことをおススメします。

特約記載例

  • 退去時のクリーニング費用は借主の負担とする
  • エアコンクリーニング費用は借主の負担とする
  • 畳の表替えは借主の負担とする
  • 障子、襖の張替費用は借主の負担とする

特約には注意が必要です

貸主・不動産会社は、この特約を盾に高額な原状回復請求をしてくる傾向があります。

ただし、この特約は「単に契約書に記載があるだけでは有効にはならない可能性がある」点に注意が必要です。裁判所が「消費者(借主)に一方的に不利な契約は消費者契約法によって無効」と判断しているからです。

POINT

※消費者契約法ってなに?:詳しくはこちら👉消費者契約法とは?

特約が有効であるための要件

特約が有効になるための要件として、最高裁判所は下記三要件を示しました。

  1. 特約の必要性があり、かつ、暴利的でないなどの客観的、合理的理由が存在すること
  2. 賃借人が特約によって通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負うことについて認識していること
  3. 賃借人が特約による義務負担の意思表示をしていること

上記三要件を満たしていない特約内容は“無効”となり、最初から契約内容に含まれていないとみなされます。

どういった特約が、「要件を満たしているのか」または「満たしていないのか」については、弊所記事『知っていると敷金返還に有利!!特約(原状回復・クリーニング特約)について!!』をご参考ください。

また弊所は、無料で適正な原状回復費用の査定をさせていいただいております。ぜひ、お気軽にご利用いただければ幸いです。