be07ec325ef946d1ff73926c8d591255_sいつも多数のご相談をいただき誠にありがとうございます。

本日はお客様から『借主負担となる原状回復の範囲と具体例』に関しましてご相談をいただきましたので、お答えしていこうと思います。

弊所回答

I様、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。NEXT行政書士事務所の永井と申します。

ご相談いただきました『賃借人負担となる原状回復の範囲と具体例』に関しましてお答え致します。

借主負担となる原状回復の範囲

まず、国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』では、原状回復を下記のように定義しています。

※国土交通省『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』ってなに?:詳しくはこちら👉国土交通省のガイドラインとは?

原状回復とは賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意、過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗、毀損を復旧すること

つまり、賃借人が負担しなければならない原状回復の範囲というのは、

賃借人の

  • 故意
  • 過失
  • 善管注意義務違反
  • その他通常の使用を超えるような使用による

を原因とする損耗・毀損に限られ、経年劣化・通常損耗の原状回復は貸主負担ということです。

※経年劣化・通常損耗ってなに?:詳しくはこちら👉経年劣化・通常損耗とは?

借主負担となる具体例(故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用の具体例)

借主負担となる損耗・毀損の具体例は、下記のとおりです。

  • 喫煙によるヤニ汚れ
  • カーペットに飲み物をこぼしたことによるシミ・カビ
  • 冷蔵庫下のサビ跡
  • 引越作業で生じたひっかきキズ
  • 畳やフローリングの色落ち(賃借人の不注意で雨が吹き込んだことなどによるもの)
  • 台所の油汚れ(使用後の手入れが悪くススや油が付着している場合)
  • 結露を放置したことにより拡大したカビ・シミ
  • エアコンから水漏れし賃借人が放置したため壁が腐食
  • ガスコンロ置き場、換気扇等の油汚れ、すす
  • 風呂・トイレ・洗面台の水垢、カビ等
  • 日常の不適切な手入れもしくは用法違反による設備(エアコン、給湯器等)の毀損
  • 戸建て賃貸住宅の庭に生い茂った雑草

上記のような損耗・毀損がある場合、その原状回復費用は借主負担となります。

ただしその場合でも、経過年数を考慮することによって、借主負担が減額される可能性もありますので、契約内容や敷金精算書の精査が重要になる点は注意しましょう。

※経過年数ってなに?:詳しくはこちら👉経過年数とは?