プリント「お風呂の水をとめ忘れて水があふれてしまった!!」「洗濯機の排水栓が外れて水があふれてしまった!」「キッチンの排水溝にごみが溜まって水があふれてしまった!!」等々、賃貸物件を借りている中で水のトラブルは多くあります。

水があふれても、すぐに気が付いて対処ができれば損害を最小限にとどめることが可能ですが、長い時間気が付かなかった場合は、部屋が水浸しになってしまったり、2階以上に住んでいる方は下階の方にも水漏れ被害が拡大してしまう可能性もあります。

本記事では、『水漏れ発生!!「誰が原状回復義務を負う?」その対処法』について詳しく解説致します。

水漏れを原因とする原状回復義務は”借主負担”が原則

水漏れを原因とする原状回復義務は“借主負担”が原則です。

「お風呂の水をとめ忘れて水があふれてしまった!!」「洗濯機の排水栓が外れて水があふれてしまった!」「キッチンの排水溝にごみが溜まって水があふれてしまった!!」等、水漏れの原因は借主の過失にあるからです。

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※借主の過失ってなに?:詳しくはこちら👉経年劣化・通常損耗とは?故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損とは?

水漏れによる原状回復費用は高額になりやすい

水漏れを原因とする原状回復費用は、高額になりやすい傾向にあります。

特に「洗濯機の排水栓が外れてしまって水があふれてしまった場合」、洗濯機を回している間に買い物等に出かける方が多いためか、発見に時間が掛かり損害が拡大する傾向にあります。

水漏れを放置している時間が長いと、フローリング等に水が入り込み、フローリングが腐る原因になります。

フローリングは経過年数(耐用年数)の考慮が比較的長く設定されている為、一度損害を発生させてしまうと原状回復費用が高額になってしまうのです。

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※経過年数(耐用年数)ってなに?:詳しくはこちら👉経過年数とは?

また、共同住宅の2階以上にお住まいの方は、水漏れが階下の方の部屋にまで影響することも考えられます。「水が家電にかかって壊れてしまった!弁償しろ!!」水が洋服にかかって汚れてしまった!クリーニング代支払え!!」等、貸主以外の第三者に対しても損害を賠償する必要がでてくる可能性があることから、思わぬ高額請求も珍しいことではありません。

借家人賠償保険を使用のススメ

上記のとおり、水漏れをおこしてしまった場合、貸主・第三者に対して損害賠償義務を負うことになり、高額な原状回復費用を請求をされる可能性がでてきます。

しかし、その対策として「借家人賠償保険」という保険があります。

借家人賠償保険というのは、水漏れや火災等を起こしてしまった場合に、貸主・第三者に対する賠償をカバーする保険です。賃貸住宅にお住まいの方は、賃貸借契約締結時に“借家人賠償保険”への加入をほぼ強制されるはずですので、ほとんどの方がこの保険に加入しているはずです。

保険に加入した際に保険証書が交付されますので、「どういった事故(水漏れや火災)に、どれくらいの金額が保証されるのか」等を事前に一度確認しておきましょう。

借家人賠償保険は、火事を起こしてしまった場合のみ保険金が支払われるものだと思っている方も多いのですが、水漏れ事故や自分の部屋が盗難被害にあった場合等にも幅広く対応しているケースもあり、保険の内容を知っておくと、万が一の時にすごく助かる保険です。

まとめ

本記事では、「借主の方に過失がある場合の水漏れを原因とする原状回復義務とその対処法」について詳しく解説してきました。

しかし、水漏れの原因が“すべて借主の方の過失”であるとはいえません。たとえば「水道管の老朽化を原因とした水漏れ」の場合であれば借主の過失が原因ではないため、原状回復義務は”貸主負担”となります。

こういった「借主の過失ではない水漏れを原因とした原状回復義務」については、弊所別記事『見えない箇所からの水漏れ!?誰に原状回復義務がある?』をご参考ください。