3f5f9a579cc4c682d940a47c368a16fe_s敷金精算でよく聞かれる用語に「経過年数」というのがあります。経過年数とは「物の価値は年数の経過によって減少していく「という考え方のことです。

POINT

※経過年数ってなに?:詳しくはこちら👉経過年数とは?

この経過年数は、部材によって考慮される年数が違ってきます。また、経過年数を考慮しない部材もあります。例えば、クロスの経過年数は「6年」に対し、襖の経過年数は「経過年数無し」になります。

本記事では、『経過年数の具体的な年数が知りたい!!』について詳しくご紹介致します。

それでは具体的にみていきましょう!!

各部材の具体的な経過年数

畳表

消耗品に近いものであり、減価償却資産になじまないので、経過年数は考慮しない。

畳床、カーペット、クッションフロア

6年で残存価値1円となるような直線(または曲線)を想定し、負担割合を算定する。

フローリング

経過年数は考慮しない。ただし、フローリング全体にわたっての毀損によりフローリング床全体を張替えた場合は、当該建物の耐用年数で残存価値1円となるなるような直線を想定し、負担割合を算定する。

クロス

6年で残存価値1円となるような直線(または曲線)を想定し、負担割合を算定する。

襖紙、障子紙

消耗品であり、減価償却資産とならないので、経過年数は考慮しない。

襖、障子等の建具部分、柱

経過年数は考慮しない。(考慮する場合は、当該建物の耐用年数で残存価値1円となるなるような直線を想定し、負担割合を算定する。)

設備機器

耐用年数経過時点で残存価値1円となるような直線(または曲線)を想定し、負担割合を算定する(新品交換の場合も同じ)。

【主な設備の耐用年数】

●耐用年数5年のもの
・流し台

●耐用年数6年のもの
・冷房用、暖房用機器(エアコン、ルームクーラー、ストーブ等)
・電気冷蔵庫、ガス機器(ガスレンジ)
・インターホン

●耐用年数8年のもの
・主として金属製以外の家具(書棚、たんす、戸棚、茶ダンス)

●耐用年数15年のもの
・便器、洗面台等の給排水、衛生設備
・主として金属製の器具、備品

当該建物の耐用年数が適用されるもの
・ユニットバス、浴槽、下駄箱(建物に固着して一体不可分なもの)

鍵の交換費用

鍵の紛失の場合は、経過年数は考慮しない。交換費用相当分を全額賃借人負担とする。

クリーニング

クリーニングについて、経過年数は考慮しない。賃借人負担となるのは、通常の清掃をしていない場合で、部位もしくは住戸全体の清掃費用相当分を全額賃借人負担とする。

当該建物の耐用年数

上記一覧の中に『当該建物の耐用年数』という言葉が出てきました。

当該建物の耐用年数は、国税庁が通達によって定めており、具体的には下記のとおりになります。

木造(住宅用)

耐用年数:22年

鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート(住宅用)

耐用年数:47年

重量鉄骨造、鉄骨造(住宅用)

耐用年数:34年

軽量鉄骨造(住宅用)

耐用年数:19年

まとめ

いかがだったでしょうか?

クロスの経過年数は知っている方も多いかもしれませんが、他部材の経過年数は知らなかった方も多かったのではないでしょうか?

経過年数の具体的年数を知ることは、適正な原状回復費用を算出するのに必須の知識です。ぜひ、各部材の具体的な経過年数を覚えておきましょう。

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