ご依頼いただく前の状況

今回ご依頼いただきました S・T様は愛知県にお住いの男性の方でした。 賃貸条件として、

  • 賃料:77,000円
  • 敷金:222,000円

に対して、不動産会社から、

  • 室内クリーニング費用:35,000
  • エアコンクリーニング費用:10,000
  • クロス張替費用(LDK 57㎡):77,220
  • クロス張替費用(廊下・階段 66.8㎡):90,180円
  • クロス張替費用(トイレ 9㎡):12,150
  • フローリング補修費用:45,000円
  • 消費税:21,564円

の請求を受けていらっしゃいました。

契約内容の確認

適正な原状回復費用を把握するためには契約内容の確認が重要です。S・T様から契約書を送付していただきました。

契約書には、特約(原状回復特約・ハウスクリーニング特約)等の記載はありませんでした。

※特約事項ってなに?:詳しくはこちら👉特約(原状回復特約・ハウスクリーニング特約

居室使用状況の確認

次に、S・T様の居室使用状況を確認させていただきました。

使用状況をお伺いさせていただいた結果、下記のことがわかりました。

  • フローリングに丸いシミが発生しており、補修が必要であること
  • 退去時にご自身でクリーニングはしていなかった
  • クロスの一部に電気焼けや画鋲の刺し跡があるが、経年劣化・通常損耗の範囲内であること

上記内容を国土交通省のガイドラインの内容に当てはまると、今回S・T様が負担しなければならない項目は下記のとおりです。

※国土交通省のガイドラインってなに?:詳しくはこちら👉国土交通省のガイドラインとは?

  • フローリング補修費用:45,000円
  • 室内クリーニング費用:35,000円
  • 上記税:6,400円

上記以外の請求内容は、経年劣化、通常損耗部分であり、S・T様に負担義務はありません。

※経年劣化・通常損耗ってなに?:詳しくはこちら👉経年劣化・通常損耗とは?

適正な原状回復費用算出におけるポイント

本件の原状回復費用適正化における重要なポイントは下記のとおりです。

  1. ”原状回復”の正確な意味を知ること

原状回復というと”借主負担で入居時の状態とまったく同じように戻すこと”と思われる方も多いいかもしれませんが、上記考え方は原状回復の正確な意味ではありません。

”原状回復の正確な意味”は弊所別記事『原状回復って新品に戻すこと?原状回復の考え方を詳しく解説!』をご参考ください。

結果

契約内容及び居室使用状況をかんがみ、預託済み敷金222,000円から上記負担金を差し引いた残額である135,600円の返還を内容証明郵便で作成し、不動産会社宛に送付しました。

内容証明郵便送付後、不動産会社から『借主負担100,000円で和解いただけないか』とのご連絡をいただき、S・T様は同条件を承諾されました。

お客様の声

S・T様からいただいた『お客様の声』をご紹介致します。

① 弊所のサービスは満足できましたか(下記からお選びください)
とても満足 満足 普通 少し不満 不満
② 上記ご質問で『とても満足』『満足』を選ばれた方のみ。どこに満足いただけましたか?
敷金返還という「結果」をだしていただけたことです。
先生のホームページを最初に読ませていただいた際に、10件に1~2件は回収できないかもという文言があり、場合によっては、少額訴訟も考えておりました。が、速やかに内容証明をだしていただいたことでこのような結果になり満足しております。
満額回答を期待しておりましたら、これだけ返還させられれば、大満足です。
③ 上記ご質問で『少し不満』『不満』を選ばれた方のみ。どこが不満でしたか?
④ NEXT行政書士事務所に一言お願い致します
敷金返還のことを知らない人も多数いると思います。先生のような方にぜひそうした人たちをすくっていただきたいです。
本当に不動産管理会社の悪徳ぶりに空いた口が塞がりません。