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ご依頼いただく前の状況

今回ご依頼いただきました O・H様は東京都にお住いの女性の方でした。 賃貸条件として、

  • 賃料:60,000円
  • 敷金:60,000円

に対して、不動産会社から、

  • カーテンレール交換:7,128円
  • エアコンホース交換:1,944円
  • 天井証明器具交換:12,960円
  • コンセント、スイッチプレート交換:9,331円
  • 木枠塗装工事:51,840円
  • クロス張替工事:34,733円
  • 床面CF張替工事:18,662円
  • ハウスクリーニング:48,600円
  • エアコン内部洗浄費用:10,800円

の請求を受けていらっしゃいました。

ご依頼いただいてからの経過

O・H様から契約書を送付していただきました。

今回の敷金精算のポイント

O・H様の負担内容を把握するために、契約書を確認します。

契約書には、

特約事項

解約時クリーニング代は借主の負担とする

との記載がありました。

特約事項*1が有効たるには以下の要件が必要になってきます。

  1. 特約の必要性があり、かつ、暴利的でないなどの客観性、合理的理由が存在すること
  2. 賃借人が特約によって通常の原状回復義務を超えた修繕等の義務を負うことについて認識していること
  3. 賃借人が特約による義務負担の意思表示をしていること

上記要件を今回の契約内容に当てはめ検討した結果、特約が有効たる要件を満たしておらず、消費者契約法*2により、特約無効と判断しました。

次に、O・H様の部屋使用状況を確認させていただきました。

特約が無効であったとしても、部屋の使用状況が悪ければ、清掃費用等は借主負担になってしまいます。しかしO・H様は日常から清掃を心がけており、退去時にもきちんと清掃をしたとのこと。

また、今回の請求内容を確認すると、クリーニング代以外にも多数の請求があることがわかります。O・H様に請求されるような事実はあるかどうかを確認したところ、『タバコも吸わないし、目立つようなキズや汚れもつけていない』とのこと。おそらく不動産業者は、O・H様が無知なのをいいことに、経年劣化通常損耗部分*3も含めて請求してきたのでしょう。しかし、経年劣化、通常損耗部分は、原則貸主負担なのはいうまでもありません。

よって、特約の無効及び部屋使用状況をかんがみ、預託済み敷金60,000円の全額返還を内容証明郵便で作成し、不動産会社に送付しました。

結果

内容証明郵便送付後、不動産会社から60,000円を返還する旨の連絡が O・H様にありました。

内容証明郵便を送付する前は、200,000円近い請求をうけていらっしゃったO・H様。内容証明郵便を送付しただけで、逆に60,000円の敷金がかえってきた事実に、とても喜んでいただけました。

お客様の声

O・H様からいただいた、『お客様の声』をご紹介致します。

① 弊所のサービスは満足できましたか(下記からお選びください)
とても満足 満足 普通 少し不満 不満
② 上記ご質問で『とても満足』『満足』を選ばれた方のみ。どこに満足いただけましたか?
親身になって相談を聞いてくれて、解決に向けて懸命に取り組んでくれたから。
③ 上記ご質問で『少し不満』『不満』を選ばれた方のみ。どこが不満でしたか?
④ NEXT行政書士事務所に一言お願い致します
本当にありがとうございました。感謝しております。
これからも困っている人を救っていって下さい。
心より応援しております。

*1 特約事項に関してはこちら

*2 消費者契約法に関してはこちら

*3 経年劣化、通常損耗に関してはこちら