不注意で壁のクロスの一部に張替えが必要なほどのキズをつけてしまった場合、部屋全体のクロス張替え費用を負担しなければいけないの?イメージ

入居していれば、故意でなくても不注意でクロスにキズをつけてしまうこともありますよね。

ちょっとしたキズであれば経年劣化・通常損耗に分類されますが、クロスが「はがれてきてしまう場合」や「大きなキズや汚れがついてしまった場合」は、借主に原状回復義務が生じることになります。

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※経年劣化・通常損耗ってなに?:詳しくはこちら👉経年劣化・通常損耗とは?

※原状回復義務ってなに?:詳しくはこちら👉原状回復とは?

クロスの貼替負担に関するトラブルは、敷金返還・原状回復トラブルの中でも高い割合をしめる問題です。本記事では、『クロスの一部にキズ!!壁全体のクロス張替が必要?【知ってると得する】』についてご紹介していきます。

本記事を読んでいただければ、適正なクロス施工単位が分かるようになるはずです。

クロスの適正な施工単位

国土交通省のガイドラインでは、クロスの適正な施工単位として下記のよう定義しています。

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※国土交通省のガイドラインってなに?:詳しくはこちら👉国土交通省のガイドラインとは?

クロスの補修単位を㎡単位が望ましいとしつつ、あわせて、やむをえない場合は毀損箇所を含む一面分の張替え費用を、毀損等を発生させた賃借人の負担とすることが妥当と考えられています。

これは、本来であればキズをつけてしまった「箇所」を補修するのが望ましいが、クロスの性質上その部分の補修が難しいため、キズをつけてしまった「箇所の一面」の貼替え費用が妥当ということです。

喫煙の場合は部屋全体の貼替もやむをえない

クロスの適正な施工範囲は上記の通り「箇所の一面」ということになります。

しかし、喫煙を原因とするクロス貼替の場合は、“喫煙していた” 部屋全体のクロス貼替が必要になります。ヤニ汚れは部屋全体に広がるからです。

煙草を吸われる方は、バルコニーや換気扇の近くで喫煙されるとヤニ汚れによる原状回復負担を減らすことができます。

まとめ

貸主・不動産会社は、クロスの一部のキズや汚れにたいして部屋全体の貼替費用を請求してくるケースが多々あります。一部だけのクロス交換では他の面との差がでてしまうからです。

しかし、タバコ喫煙によるヤニ汚れを除いて、借主の負担となるのは原則キズや汚れがついた一面までになります。

不当な請求に対しては、正確な根拠を示したうえで負担を拒否するようにしましょう。