c031fbcae0a2f021f262c69e616e9b42_sまずは、熊本地震に被災された方に心からお見舞い申し上げます。

熊本地震発生から約1ヶ月経ちましたが、いまだ多くの方が避難所生活を送っているという報道は多く聞かれます。一歩ずつ、しかし着実に被災地が復興していっていただくことをご祈念しております。

さて、熊本地震発生から、『賃貸住宅で家具転倒防止グッズを使用した際の原状回復に関して』多くのご相談をいただきましたので、本日は記事にしていこうと思います。

色々ある家具転倒防止グッズ

正直、私もご相談いただくまで、家具転倒防止グッズにどんな種類があるのかあまり知らなかったので少し調べてみました。

まず『ネジ式家具転倒防止グッズ

ネジ式

次に『ポール式家具転倒防止グッズ

ポール式

次に『粘着マット式家具転倒防止グッズ

粘着マット式

最後に『ストッパー式家具転倒防止グッズ

ストッパー式

一言に家具転倒防止グッズといっても、色々種類があるようです。

色々な種類がある家具転倒防止グッズの中でもどの種類の効果が高いのかというと、平成27年に東京都が実施した『家具転倒防止器具の性能テスト』が詳しくまとめてあります。

これによると、

一定の転倒防止効果がある商品を使用しても地震の大きさや家具、床面の材質等の 条件によっては、家具が転倒する可能性があることから、器具の単体使用だけでなく 複数の器具を組み合わせて使用する、可能な場合は金具を使用し壁や柱に家具をネジ で固定する等、できるだけ効果の高い対策を取ることが重要である。

上記、東京都の実施したテストでは『粘着マット式』『ストッパー式』『ポール式』の3種類の家具転倒防止グッズ及びそれを組み合わせたもので実験したようですが、条件によっては家具が転倒してしまう可能性を示唆し、可能であれば家具をネジで固定する等できるだけ効果の高い対策をとることが重要である旨まとめています。

つまり、家具をネジで固定する方法が一番効果が高いということだと考えられます。

賃貸住宅でネジ式家具転倒防止グッズを使ってもよいのか?

家具転倒防止グッズの中でも、ネジ式が一番効果が高いことはわかりました。

しかし、賃貸住宅にお住まいの方は、「賃貸住宅でネジ式の家具転倒防止グッズを使ってよいのか?」ということが一番気になる点でしょう。

これに関して、国土交通省作成「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では下記のように考えられています。

POINT

※国土交通省作成『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』ってなに?:詳しくはこちら👉国土交通省のガイドラインとは?

賃借人の使い方次第で発生したりしなかったりするもの(明らかに通常の使用による結果とはいえないもの)

壁等のくぎ穴、ネジ穴(重量物をかけるたにあけたもので、下地ボードの張替が必要な程度のもの

(考え方)重量物の掲示等のためのくぎ、ネジ穴は、画鋲等のものに比べて深く、範囲も広いため、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられる。なお、地震等に対する家具転倒防止の措置については、予め賃貸人の承諾、または、くぎやネジを使用しない方法等の検討が考えられる

上記のとおり、ガイドラインでは、貸主の承諾を得ていないネジ式家具転倒防止グッズの使用による原状回復費用は借主負担」としている点に注意が必要です。

まとめ

2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震と大きな地震が多くなってきました。以前は貸主の方に家具転倒防止グッズの設置をお願いしても「キズがつかない方法ならいいですよ」と言われるのが大半でしたが、最近では少しづつ貸主の方の意識も変わってきているように感じられます。

賃貸住宅にお住まいの方でネジ式家具転倒防止グッズの使用を検討している方は、“まずは貸主に承諾をもらえるように交渉”してみましょう。

もちろん、貸主の承諾がもらえない場合でも何も対策しないのはもってのほか。他の家具転倒防止グッズの使用を検討してみてくださいね。